進化し続ける IT 社会。デジタルとアナログの狭間で、路頭に迷う子供たちの問題は深刻です。「どんなにデジタル化が進んでも、人間ってアナログなんだと感じます。」身体や感情は、デジタル処理することは不可能で、だからこそ、アナログな日本文化に惹かれるのだと思います。書道、華道、茶道、剣道・・・数々の日本文化には必ず、心が反映されており、その心を大切にすることが上達につながると信じ書道を通し、日本文化の楽しさや心の豊かさをこれからも伝えたいと思っております。
1989年に、師範を取得。その後、 1991年に、雅(みやび)スクールを開校いたしました。現在の生徒数は、 80 名。幼稚園の子供から、社会人まで老若男女さまざまでございます。学校で習う習字は、いかに上手に書くかという技術面が重要視されております。私は、「書道は、ただ字を書く事」と、云うことではなく、『大切な自己表現の一つ』で、技術以上に大切なものがそこにあると考えております。
うちわや葉書・・・半紙に書くだけが書道ではなく、画一的な方法に捉われず、『書く楽しさを味わい』、自由に好きなように自分を表現できる書道本来の魅力を、書の基本から指導し伝えて行きたいと考えております。
そんな私ですが、私にはもう一つの顔があります。チャリティーバンド「大宮マ・ドンナ」のボーカリストとして、収益は書展での売上と共に、『心身障害者デイケア施設、大宮あゆむ会歩歩舎等』に寄付し、自分にできる範囲で少しでも社会に貢献して行きたいと日々過ごしております。こういった考えができるようになったのも、「書道のおかげ」と、云っても過言ではありません。書の道に入り『気配り』の大切さを知りました。
毛筆の流れるような美しさ、それは日本文化の象徴です。書は、間違っても修正できない。一筆一筆、先を考えながら筆を進める。その細やかな気遣いが、日常生活でも表れます。私が最も大切だと考える『心』。それは、デジタル化とともに忘れ去られる人間味を取り戻すために必要不可欠なものであり、私は、この『心』を大切に精進して行きたいと思っております。 |